地方移住を徹底解説!田舎暮らしのメリット・デメリット。田舎出身の私が感じていること。

ゆきみず
こんにちは!ゆきみずです。

今、巷で人気な地方移住。コロナの影響でリモートワークも普及してこれから本格的に地方移住しようと考えている方も多いのでは?

僕自信、出身は新潟県のど田舎で山と田んぼしかない環境で21年間生活をしていました。そして、就職をきっかけに東京に上京して5年の月日が経ちました。

そんな、田舎生活も都会生活も体験済みな僕ゆきみずが地方移住のメリットやデメリットについて徹底解説していきます!

地方移住とは?

そもそも、地方移住とは東京、大阪、名古屋といった大都会で生活していた人が、地方の自然豊かな地域に憧れ移住をすることを言います。

近年ブームになっている田舎への移住ですが以前は団塊の世代が主役でした。都会の雑然とした生活から逃れて、体力のあるうちに自然の中で自立して生きたいと脱サラをして経営をしたり、農業に参入する人がいました。

しかし、2000年代以降では、幅広い年齢層にわたって田舎に移住することに肯定的に捉える人が増えてきました。

同時に地方でも、過疎化や限界集落などの問題もあり地方自治体が地域活性化のために、移住者のための優遇策を行っています。

まだ多くの成果が挙がっているとはいえない状況ですが、人気のある移住地などは、地価の高騰など、建設ラッシュがあります。

インターネットの充実においても以前より簡単に物件を多数紹介できるようになったり、自治体が後押しする風潮が高まっていることにより、以前よりも田舎への移住の準備が容易になりつつあります。

更に、2020年のコロナウイルスの影響でリモートワークになった企業が増え「わざわざ高い家賃を払って東京にいる意味がない」と思い移住に至った方もたくさんいます。

 

地方移住のメリット①「家賃が格段に安い」

3LDKの価格比較をしてみましょう。東京の3LDKの平均家賃は月9万2289円です。

ゆきみず
めちゃくちゃ高いですよね💦

そして、比較対象は移住先で常に人気上位な「長野県」。長野県の3LDKの平均家賃はなんと月5万4593円

ゆきみず
同じ間取りなのに場所が変わっただけで4万円もの価格差が生まれています

単純計算で月4万円×12ヶ月で年間48万円の可処分所得増加が見込めます。

株の配当で年間48万円を稼ごうとしたら、1200万円の資金が必要(年利4%運用を想定)です。つまり、地方移住しただけで1200万円分の資産所得が増加するんです。

引っ越しをするだけで可処分所得を上げられるなんて最高すぎますよね。

なぜ地方は家賃が安いのか?

ここで疑問に思うのが「なぜこんなにも家賃が安いのか?」ということです。その理由はズバリ「土地の値段」です。

上モノの値段なんて全国どこでも基本的には同じですので、価格を決める大きな要因は土地です。

先程の家賃比較に続いて、東京と長野の地価比較をしてみましょう。ここで使うのは坪単価です。

ちなみに坪単価とは1坪あたりの値段のことで、1坪とは畳2枚分の土地です。

早速、坪単価を公開!東京の坪単価平均は383万7852円/坪長野県の坪単価平均は15万1189円/坪です。

同じ畳2枚分の土地なのに東京と長野とでは383万円もの価格差があるんです。しかも、これは1坪だけの価格差なのでそれが10坪、50坪、100坪となってくればとんでもない価格差になります。

東京からの視点で比較するとなんと96%も安く土地を購入することができちゃうんです。

また、地方の賃貸物件だと5万円台で駐車場2台付き・庭付きの戸建てという物件もありました。子供の足音や生活音など周囲に響かないようにと気にしながら暮らすことからは解放され田舎での戸建ても悪くない選択肢だと思えます。

庭付きの広い家を割安で借りれるのは、田舎ならではのメリットですね。

隣の家と離れていることも多いので、周囲の目を気にすることなく好きなことに熱中出来ます。

簡単なDIYを楽しんだり、本格的な家庭菜園など都会では難しいと思える趣味にも楽しむことが出来ます。

 

地方移住のメリット②「自然が豊か」

子育てといえば、多くの親が自然環境の中でのびのびと子供を育てたいとイメージを持っています。

その一方で、子供に十分な自然体験が出来ていると考えている親は、全体の2.2%しかいません。

全体の3分の2の親は、子供の自然体験不足を認識していることが明らかになっています。

また、田舎に住んでいると感じませんが、空気が美味しいことです。健康に関わることですので、心の底からスッキリとするような体が元気になる空気のおいしさは格別です。

僕自身、田舎に住んでいたときは全く感じませんでしたが、年に2回お盆と正月に帰ったときは、田舎の良さに気づきます。

田舎にいると四季がはっきりしているので、どこにいても緑が視界に入ってきます。時間を忘れ、ぼーっとする時間も癒されます。

東京のようなコンクリートジャングルにいると、緑を探しに出かけなくてはいけません。

田舎ではいつでも緑と触れ合うことが出来、自然環境の中でのびのびと子供を育てたいと考える親が多いことも事実です。

 

地方移住のメリット③「新鮮な食材」

野菜やお米が美味しいことも格別です。

現在は産直など農家さんが直接仕入れをしてくれる販売所などもあるので、スーパーでは見かけない野菜やお米などを見つけることが出来ます。形がいびつでも美味しく頂くことが出来、かつ、安く購入することが出来ます。

田舎が素晴らしいと感じるものは、野菜と水です。水は水道を捻るとミネラルウォーターよりも美味しい湧き水を飲める地域もあります。それを一服の珈琲や料理に使用したり、温泉のように毎日お風呂として使用できることも贅沢です。

東京では水はとても美味しいものではありません。数日で慣れてしまいますが、生きていく上で必要な水を美味しものである贅沢は格別です。

野菜も同じように地域によると朝採りの野菜が簡単に手に入ります。土付きの野菜も流通していて、新鮮な野菜に驚きます。

田舎では近所のお年寄りなどが、出かけついでに、野菜を無料で分けてくれる人もいます。新鮮この上ありませんので、都内のスーパーや百貨店の野菜とは比較にならないほどに、美味しいので、野菜好きな人は田舎暮らしも向いているかもしれません。

 

地方移住のデメリット①「給料が安い」

住む地域を決定するものに、一番重要なものは、給料面などの「お金」に関することと思います。少しでも多くもらえるチャンスがあれば、その地域を選択すると思うことは当然かもしれません。

そして、大都市よりも地方の給料が安いのも事実です。

厚生労働省令の令和元年「賃金構造基本統計調査」によると、東京の平均年収が620万3700円長野県の平均年収が459万8600円というデータが出ています。

年収格差としては161万円、月収で換算すると長野のほうが月収が13万円ほど安くなってしまいます。生活を楽にしたくて地方移住して、せっかく固定費を下げれたのに給料が下がってしまえば本末転倒ですよね。

そして、こちらが全国都道府県別の年収ランキングとなります。

1位の東京と青森を比較してみると年収格差は249万円。月収に換算すると月20万円も収入が減ってしまいます。

やはり、都市部の方が地方より収入が多いことは間違いないようです。しかし、この問題を会社に依存しない収入源を確保していれば突破できます。

副業収入や株式の配当金、不動産収入などの給料以外のインカムゲインがあれば余裕で穴埋めできますし、むしろ転職をしなくても地方で暮らせちゃいます。

なので、やはり地方移住したいという方は会社以外の収入源を確保してインカムゲインを拡大していく必要があります。

 

地方移住のデメリット②「維持費が上がる」

田舎の移動は公共機関が充実していないために基本は車になります。僕の実家も駅はありますが、電車が1日4本しか走っていないのでみんあ車で移動しています。都会は5分おきに電車に乗れますが、田舎は無理です。1本乗りそこねたら次電車が来るのは8時間後とかです(笑)

そして、車を維持するにはガソリン代、保険料、修繕費、車検、税金など維持費がかなりかかります。

さらに、雪の降る地域は、灯油代や除雪道具、スノータイヤなど季節が変われば、かかる維持費も変動します。

軽自動車でも年間で30万円ほどの維持費がかかるので、月2万5000円以上の維持費がかかってしまいます。

東京の家賃代がそのまま車代にスライドします。


また、公共機関もありますが、料金が決して安いワケではありません。都市圏ではバス料金などは一律料金ですが、地方では電車のように、区間により値段が変動しています。

車社会な上に、公共交通機関を利用する人が少ないために料金を上げざるを得ないことで、さらに利用する人が減少すると、悪循環をしています。

なので、ただ家賃が安いという理由だけで地方移住するのは危険です。トータルでかかる固定費や維持費を計算した上で移住に動きましょう。

 

地方移住のデメリット③「医療機関が少ない」

田舎はマジで病院が少ないです。地域によっては、週に往診をしてくれるところもあるようですが、緊急を要する場合に、すぐ搬送してもらえない可能性もありますので、健康に不安がある人はよく調べておく必要があります。

年齢を重ねていくと、少しづつ体調の不調に悩まされることも多くなっていくかもしれません。そうしたときに、近くに病院があるかどうかはとても重要なことになります。

僕の体験談を話します。僕のおじいちゃんはパーキンソン病という難病を患っていて大きな総合病院に通院をしていました。しかしその総合病院がめちゃくちゃ遠い。

電車も少なくバスもほとんどないので、タクシーを使って毎回30分以上かけて通院をしていました。そして、往復のタクシー料金は1万円超え。月5万円ほどの国民年金を受給していたおじいちゃんにはとっても痛い金額でした。

僕の本業は医療従事者なので毎日思うのが、「自分は病気とは無縁だから、大丈夫」と考えていても、病はいつ自分の身にやってくるかわからない。

都市部に暮らしていると、いざという不安からは解消されるでしょう。ある程度の年齢を重ねると、定期的に検診してもらえることがとても大切になってきます。

そして、もし移住をするならできるだけ医療機関が近い物件に住みましょう。

 

まとめ

田舎に移住して、ゆっくりした自然の中で暮らしていくことが現在、ブームになっています。

それぞれメリット・デメリットがあるので、田舎移住を考える際の参考にしましょう。


リモートワークが盛んになり、どこでも働けるような勤務状態になっている人は、物価の低い田舎の方が、幸福度が高い傾向にあります。同じ収入で得られるモノやサービスは田舎の方が圧倒的に有利といえます。

逆に、都市部で平均年収を下回る収入の場合は、物価が高くあまりモノを買うことが出来ないかもしれません。

また、周りの人が高収入な可能性が高いので、幸福度は低くなってしまう可能性があります。

自分のライフスタイルにあった場所はどこなのかをよく考え行動に移しましょう。

皆さんは「地方移住」についてどう思いますか?皆さんのご意見ご感想ブログのコメントよりお待ちしております。

それでは!

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