【配当貴族】IBM株の徹底分析!【米国個別株】

ハイテクの巨人「ビッグ・ブルー」として圧倒的な強さを誇ったIBM。

世界的な大企業ですが、近年は業績不振が続き、株価も割安な印象があります。

業績回復を目指して事業の選択と集中に取り組み、
2019年にはレッドハットを3兆円超で買収し、話題となりました。

低迷を続けるかつての巨人が復活できるのか今後の動向が注目されますが、
IBMはどんな企業なのか、IBM株の投資の魅力やリスクについてまとめてみました。

ゆきみず
今回はYouTubeでリクエストがあったのでそれに答える形で制作しました✨

 

忙しい人のためのYouTube

 

IBMとはどんな会社?

製品やロゴの色から、本国アメリカでは
「ビッグ・ブルー」の愛称で呼ばれているIBM。

設立から108年の歴史を誇る老舗企業IBMについて調べてみました。

IBM(正式社名:International Business Machines Corporation)は1911年設立の米国IT企業で、世界170か国以上で事業を展開しています。

コンピューター関連のサービスおよびコンサルティング(企業に対し、問題の解決策を提示し、発展を助ける業務)の提供と、ソフトウェアの開発・製造・販売・保守およびそれらに伴うファイナンシング(金融融資)などを手掛けています。

メインフレームコンピューター(銀行などの企業向け高性能大型コンピューター)からナノテクノロジーに至る分野で、大規模かつ幅広い製品やサービスを持っている企業です。

また、IBMは研究機関としても有名で、108年の歴史の中で数多くの発明をし、特許を取得してきました。

ゆきみず
創業100年以上もあるのは初めて知ったので驚きました

ハードディスクやフロッピーをはじめ、日常生活でおなじみのATMやバーコードもIBMが発明したもので、世界に多大な貢献をしている企業です。

IBMのすごいところは、世界的な大企業という巨漢でありながら、常に事業の選択と組み換えを行っている柔軟性です。

事業の選択と集中に着手し、非コア事業の整理・売却やコア事業に関する買収などに取り組んできました。

近年、コア事業として特に力を入れているのがクラウド&コグニティブ事業です。

コグニティブ・コンピューティング・システムとは、人の言葉を理解・学習し人間の意思決定を支援するシステムです。

IBMが開発した「ワトソン(Watson)」は、拡張知能(AI)と呼ばれ、
アメリカのクイズ王を破って以来、ビジネス、医療、研究開発および大学などで活用されています。

日本国内でも、ネット上のカスタマーサービスでの24時間照会応答業務支援やコールセンターでのオペレーター業務支援、膨大な蓄積情報からの迅速な情報検索支援、社内問い合わせ対応の効率化支援や人材採用業務支援、AI接客など多方面で活用されています。

お客さんへのより良いサービスの提供や、大学・企業が抱えている手間や問題を効率化・解消して、業績をあげるためのアシストをするシステムというイメージです。

今後ますます市場の拡大が予想されるクラウド&コグニティブ事業の売り上げをどれだけのばしていけるかが注目されるところです。

ゆきみず
クラウド&コグニティブ事業に注目です

IBM株投資の魅力

まず一つ目の魅力は、安定性のある高配当と連続増配の実績です。

2020年に入り、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済への影響が心配されていますが、IBMは2020年4月28日に増配を発表し、連続増配年数が25年になりました。

ゆきみず
25年以上だと配当貴族と呼ばれるのでIBMも配当貴族の仲間入りですね✨

同社の過去の配当実績を見ていきましょう。

     

権利落ち日

配当(ドル)

利回り(%)

2016.2.8

1.3

     3.5

2017.5.8

     1.5

4.08

2018.8.9

     1.57

4.79

2019.5.9

     1.62

4.31

ゆきみず
年々、着実に増配していますね

2020年7月5日時点での株価は120ドル近辺、配当利回り5.45%です。

2つめの魅力は、連続増配を可能にしている堅実な資産管理で、フリーCF(キャッシュフロー)をきちんと確保していることです。

        

 

 

 

 

 

フリーCFは、右肩上がりではありませんが、ほぼ横ばいとなっており、不安を感じさせません。

営業CFは少し減少していますが、しっかりとフリーCFが確保されているため、配当金の支払いもきちんとできています。

フリーCFは企業の「稼ぐ力」を見る指標の一つで、「会社が自由に使える現金をどれだけ稼いだか」を表しています。

同社はまだ現金を稼ぐ力を失っていませんし、そのおかげで安定した配当も可能となっています。

また、配当性向(その期の純利益の中から、配当金をどのくらい支払っているかをパーセンテージで表したもの)について見てみましょう。

2016年 40.5%
2017年 43.2%
2018年 44.9% となっています。

キャッシュは稼げていますし、配当性向も少し上昇傾向はありますが、まだまだ余裕があります。

ゆきみず
今後も持続して配当を維持できそうですね

 

IBM株投資のリスク

IBMの過去数年の売上と営業利益について、グラフにまとめてみました。 


近年の売上や営業利益から減収減益が気になるところで、
株価にもそのあたりのネガティブ要素が織り込まれているようです。

同社は現在もコア事業へのシフト転換の過程にあり、投資や買収などにかかる費用が大きく、営業利益の減益率を高めているようです。

また、同社の総負債についてですが、2019年にかなり増加していることも気になります。

同社は、2019年にクラウド事業で実績のある「レッドハット」の買収に巨額を投資していますが、借金をして買収を行い、再起を目指している様子がうかがえます。

今後、同社が復活できるかどうかは、コア事業として注力しているクラウド&コグニティブ事業の収益をどれだけ上げられるかにかかっているようです。

ゆきみず
IBMの未来はクラウド&コグニティブ事業にかかっています

まとめ

IBMについて、会社概要からIBM株投資の魅力やリスクをまとめてみました。

近年、業績不振などからIBM株の株価は冴えない値動きをしています。

しかし、25年の連続増配実績や高い配当利回りなど、現状でもIBM株投資には複数の魅力があります。

同社は現在もコア事業への転換中ですが、2019年からのレッドハットの巨額買収、クラウド事業トップが新CEOに就任という新しい話題に、世間の期待が集まっていました。

これから業績回復にむけて動き出そうとした矢先に、タイミング悪くコロナウイルスの感染拡大という事態が起こり、業績は不透明となっています。

同社は、新型コロナウイルスの影響で通年の業績見通しを撤回していますが、4月28日には増配も発表しています。

今後の業績については、2020年4-6月期の決算がどうなるかが重要と思われます。

コロナウイルス感染拡大の影響をどうにか乗り越えて、経済活動が平常に戻る日が早くくることを願います。

コロナ終息後、IBMのコア事業であるクラウド&コグニティブ事業が成長し売上が伸びていけば、IBM株の値上がり益、配当というダブルの喜びが得られるかもしれません。

もうしばらくは様子を見る必要がありそうですが、かつての巨人の復活に期待したいです。

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